ITビジネス戦略・ビジネスモデル研究

 

ICO詐欺が蔓延している。Giza詐欺に見るICO市場の無法地帯化

こんにちは、荒井(@yutakarai)です。

多くの投資家が、ICO詐欺の犠牲になっています。

アメリカCNBCの記事によると、詐欺師グループは、偽ICOで投資家からお金を巻き上げたあと、約200万ドル1を持って姿を消したと言われています。

Giza(←リンク先はウェブアーカイブページ)として知られている詐欺ICOプロジェクトは、LinkedInとInstagramで偽のソーシャルアカウントを作成し、このプロジェクトにはさも素晴らしいメンバーが揃っているということを偽装していました。

およそ1,000人以上の投資家がGizaプロジェクトに資金を投資したと報告されていて、投資したお金は永遠に戻ってこないという状況に直面しています。

GizaのICO詐欺

GIZA Device

Gizaプロジェクトでは、洗練された暗号化ストレージデバイスを開発することになっていました。

当初、CNBCがインタビューした投資家の中には、プロジェクトの合法性を主張していました。しかし間もなくして、彼ら投資家はGiza開発チームからプロジェクトの進捗状況の連絡を受けられなくなりました。

詐欺に気づいても後の祭り

Gizaの投資家の中には、5000ドルから10,000ドルにものぼる金額をEthereumで投資していました。

GizaのICOは2018年1月に始まり、同年2月の初めに2,100以上のETH(約200万ドル)が調達されました。

2月中旬には、人々はGIZAのプロジェクトであるEthereumウォレットから、不正な大規模な出金取引がされていることに気付き始めました。2

不正な出金取引は、2018年3月2日まで2週間以上続きました。ウォレットにはわずか16ドル相当のEthereumしか残らなかったそうです。

暗号化された通貨の動きは、ブロックチェーンに記録されているため追跡することができます。

不正な出金取引は、複数のウォレットアドレスに振り分けられたことが判明しています。しかしウォレットIDは匿名のままです。

現代版「Catch Me If You Can」の世界

このGizaICO詐欺事件を究明するために、Giza詐欺グループの中心的な存在であるマルコ・フィークの正体を暴くための努力がされています。

彼のLinkedInページとInstagramページの両方に存在する情報は、偽物であることがわかっています。

彼はまた、マイクロソフトとドバイの代理店を含む雇用記録を記載していました。しかし、両社はその名前で誰かを雇ったことはないと否定しています。完全に偽のプロフィールだったということです。

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画像参照元

2002年にレオナルドディカプリオ主演で公開された「Catch Me If You Can」という映画を観たことありますか?

レオナルドディカプリオ扮する天才詐欺師が、自分の素性をパイロットや医師、弁護士に次々と偽装するという実話に基づいた映画です。

まさに、このGizaをはじめ、いま蔓延しているICO詐欺もこの映画のようなことが実際に起きています。

皮肉なことに、SNSやブロックチェーン技術が、詐欺グループの隠れ蓑として利用されているわけです。

Googleも規制を強化し始めた

先日、Bloombergでのニュースが、Googleが規制強化していることを伝えています。

グーグル、仮想通貨とICOの広告を6月から禁止へ
仮想通貨ビットコインは14日、約1カ月ぶりの安値を付けた。グーグルが仮想通貨や新規仮想通貨公開(ICO)のオンライン広告を禁止すると発表したのが嫌気された。業界幹部は議会公聴会で米規制当局がデジタル通貨の定義を明確にする必要があると指摘した。

ICO市場は、監督がほとんど行われていない非常に規制されていない「無法地帯」市場です。

規制されていないICOの市場は、ICOの詐欺や価格の不正操作の温床になっていて、投資家が餌食になっています。次の詐欺の被害者にならないようにするには、ICOに投資する前に十分な調査をする必要があります。

最後に

このブログでICOプロジェクトを取り上げる目的は、そこから新しいビジネスのヒントを得るというものです。なので、ICOプロジェクトの投資を推奨しているわけではありません。

仮想通貨投資やICO投資が流行ってますが、注意が必要です。

ICOへ投資をする際には、十分吟味の上自己責任で行ってください。
本記事でも紹介したように詐欺ICOが蔓延していますので、十分ご注意ください。

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  1. 日本円に換算するとおよそ2億1200万円

  2. 先日起きたCoinCheckのNEM流出事件に通ずるところがありますね

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